みんなのハテナ

 べったりと白い膿の付いた「扁桃腺炎」なのに、細菌が繁殖した「化膿性扁桃腺炎」ではないものがあります。アデノウイルスとEBウイルスによる扁桃腺炎です。
 アデノウイルスは大抵カゼの症状を作るだけですが、時に、1週間前後の長い発熱の原因になったり、扁桃腺炎の原因になります。膿が付いている割には扁桃腺の赤みが強くありません。血液検査で白血球やCRPが高く出ることがあり、細菌による「化膿性扁桃腺炎」と区別しにくいのですが、ノドをこすって調べる迅速試験で判別できます。ウイルスによる扁桃腺炎ですから、抗生物質を服用する必要はありません。
 EBウイルスは扁桃腺炎・首のリンパ節の腫れ・肝臓や脾臓の腫れを生じ、“伝染性単核症”と呼ばれます。血液中に“異型リンパ球”と呼ばれる白血球が増えていることで分かります。抗生物質を服用する必要がないどころか、ペニシリン系の抗生物質を服用すると発疹がでることがあります。  

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