よむミルク
 小さい子供たちは絵本を読み聞かせしてもらっている時、絵だけを見て、心の中で想像力をいっぱいにふくらませています。文字を読めないからこそ、子供たちは想像の世界にどっぷり浸(ひた)りきります。大人はなまじっか文字が読めるだけに、例え平仮名であっても文字を追うことに気を取られてしまい、想像の世界に浸ることができません。文字を読む脳と想像する脳の場所が違うからです。一度、大人同士でも結構ですから、読み聞かせをし合って、聞くことに没頭してみて下さい。文字を追わずに絵だけに集中していると、いかに言葉がスーと心の奥まで流れ込んでくるか、いかに想像の世界に浸ることが夢見心地で気持ちよいかを、容易に体感することができます。想像の世界が広がるということは、人間の器(うつわ)を広げることにもつながります。読み聞かせという容易な方法で、これほど素敵な、夢見心地な時間を子供たちに提供していることであることを知れば、子供たちに読み聞かせをもっとたくさん、もっと喜んで、もっと楽しんで、もっと心を込めて行いたくなるでしょう。
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