よむミルク
 子供たちは同じ失敗を繰り返します。親は思わず、「ほらまた、だから言ったでしょ」と言ってしまいます。でも、親である大人も、これまでに何回も失敗をして、覚えてきました。逆に言えば、失敗することにより覚える、それが成長なのです。児童精神医学者の佐々木正美さんは著書『子どもへのまなざし』の中で、「優しく、できるまでくり返しくり返し伝えるのです。失敗すれば、また教え伝えるのです。伝えるところまでが“しつけ”でありまして、いつからできるようになるかは、子どもにまかせてしてあげるところに、しつけのいちばん重要なカギがあるわけです」と書かれています。
 昔から、親の子供に対する小言を“耳にタコができるくらい”と表現しました。つまり、昔の親は、子どもができるようになるまで言い続けていたのです。一方、現代の親は、数回言ってできないようであれば、あきらめて、言わなくなっているのではないでしょうか? しつけは、親と子の根気比べなのです。
[*]バックナンバー
[0] トップへ戻る